癌(がん・ガン)とはどんな病気かを見てみましょう。
○癌(がん・ガン)は1985年以降日本人の死亡原因の第1位となっております。
○癌(がん・ガン)は最近の10年間でも急増しております。
○癌(がん・ガン)は食事と生活習慣の関与が大きく関わっていて、これを改善する事で発生を抑える可能性があります。
○癌(がん・ガン)は早期発見が出来れば予後がかなり異なってきます。
以下は代表的な癌(がん・ガン)を見ていきます。更に癌(がん・ガン)にならないための生活習慣を見てみます。
大腸癌(がん・ガン)
胃癌(がん・ガン)
肺癌(がん・ガン)
肝臓癌(がん・ガン)
乳癌(がん・ガン)
子宮癌(がん・ガン)
大腸癌(がん・ガン)
大腸癌(がん・ガン)は男女とも増加傾向にあります。発生部位で最も多いのは便の出口に近い直腸と腸が縦になっている左右の結腸ですが、さいきんではS状結腸癌(がん・ガン)が増えています。
大腸(がん・ガン)の主な原因
食生活の欧米化に伴い脂肪の摂取量の増加が挙げられます。脂肪を消化する際に胆汁の分泌が増えると、腸内細菌が胆汁酸に分解するときに発癌(がん・ガン)物質が出来ると考えられています。
また食物繊維の不足によって排便がスムーズに行かないため発癌(がん・ガン)物質がとどまる事も原因しています。
最近に大腸癌(がん・ガン)発生の遺伝子の存在も明らかになりつつありこれらが相乗効果として癌(がん・ガン)が発生するものと考えられます。
こんな症状は大腸癌(がん・ガン)の要検査です。
- 排便時に不快感がある。
- 便が出きらないような残便感がある。
- 血便が出る事がある。
- 下痢をしやすくなった。
- 以前より細い便が出るようになった。
- 便秘をしやすくなった。
- おなかが張るような感じがある。
- 腹痛がよく起るようになった。
胃癌(がん・ガン)
胃癌(がん・ガン)が発生しやすいのは胃を上下に3等分した場合の真ん中部分で、その次は下の部分です。そして胃は胃表面より粘膜、粘膜筋板、粘膜下層、固有筋層、奨幕と5層構造となっています。早期癌(がん・ガン)の場合は癌(がん・ガン)が粘膜か粘膜筋板部分にあるものをいいます。一方進行がんとはがんが固有筋層以下に及んでいてリンパ節移転だけでなく他の臓器へも移転していき、手遅れとなることも有ります。
胃癌(がん・ガン)の主な原因
塩分過多や低タンパクなどの食生活や生活習慣などがあげられますが、決定的な原因はいまだ不明です。最近胃潰瘍の発生にも大きく影響している「ピロリ菌」が関与しているという見解も有りますが証明されていません。
こんな症状は胃癌(がん・ガン)の要検査です。
- みぞおちに痛みがある。
- みぞおちに圧迫感や重苦しい感じがある。
- 吐き気や嘔吐がある。
- 食欲の無い状態が続いている。
- 下痢や便秘をしやすくなった。
- 黒っぽい色の便が出る。
- 原因の分らない背中や腰の痛みがある。
- 食事の好みが変わり、脂っこいものが食べれなくなった。
肺癌(がん・ガン)
肺癌(がん・ガン)は特に急増しており、治りにくく男女合わせた死亡者数は癌(がん・ガン)の中でもトップです。
肺癌(がん・ガン)は主気管支とそこから枝分かれした左右の肺葉気管支までの部分に出来る「肺門癌(がん・ガン)」とその先の末梢気管支から肺胞に至るまでの部分に出来る「肺野癌(がん・ガン)」に分けられます。
組織や性質の違いによって「腺癌(がん・ガン)」「扁平上皮癌(がん・ガン)」「小細胞癌(がん・ガン)」「大細胞癌(がん・ガン)」の4つに分類されています。
扁平上皮癌(がん・ガン)と小細胞癌(がん・ガン)は肺門部に出来やすく、腺癌(がん・ガン)と大細胞癌(がん・ガン)は肺野部に出来やすい癌(がん・ガン)です。
肺癌(がん・ガン)の主な原因
喫煙との関係は明らかで、扁平上皮癌(がん・ガン)と小細胞癌(がん・ガン)は喫煙者に多発しています。
一方、腺癌(がん・ガン)と大細胞癌(がん・ガン)は喫煙に関係なく発生しており原因は不明ですが、大気汚染や粉塵の多い環境が影響して癌(がん・ガン)が発生したと考えられています。
こんな症状は肺癌(がん・ガン)の要検査です。
- せきがでるようになった。
- たんが増えた。
- 血痰(血のまじったたん)が出た事がある。
- 胸や背中がいたむことがある。
- 時々呼吸が苦しくなる事がある。
- 声がかすれてきた。
肝臓癌(がん・ガン)
肝臓癌(がん・ガン)は肝細胞に発生する「肝細胞癌(がん・ガン)」と肝臓内にある胆管に発生する「肝内胆管癌(がん・ガン)」がありますが、肝臓癌(がん・ガン)の90%は肝細胞癌(がん・ガン)です。
最初から肝臓に出来る「原発性肝癌(がん・ガン)」と胃癌(がん・ガン)や大腸癌(がん・ガン)から転移した「転移性肝癌(がん・ガン)」がありますが、転移性肝癌(がん・ガン)は治療が難しく命に関わることが少なくは有りません。
肝臓癌(がん・ガン)の主な原因
日本人の肝臓癌(がん・ガン)の多くは肝炎ウィルスが深く関与しているといわれ、特にC型肝炎ウィルスが原因の8割を占めています。
C型肝炎に感染した人が慢性肝炎に至り肝硬変に進行すると10〜20年で肝臓癌(がん・ガン)を発症する危険性が非情に高くなります。C型肝炎の全ての人に癌(がん・ガン)が発生するわけでは有りませんが定期的な検査によって癌(がん・ガン)の早期発見につなげたいものです。
こんな症状は肝臓癌(がん・ガン)の要検査です。
- 右の上腹部に痛みや重苦しい感じがある。
- 全身のだるい感じが続いている。
- 食欲不振が続いている。
- 微熱が続いている。
- 白目の部分や皮膚に黄疸があらわれた。
乳癌(がん・ガン)
乳癌(がん・ガン)は女性の癌(がん・ガン)では患者数第1位ですが、治癒できる確率も高く全体的には死亡率も高くは有りません。しかし30歳〜65歳に限ってみてみると死亡原因の第1位となっています。
乳癌(がん・ガン)の進行は比較的ゆっくりですが、癌(がん・ガン)が転移しやすい特徴がありこれが若い人の死亡率に影響していると考えます。
乳腸癌(がん・ガン)の主な原因
決定的な原因は不明ですが、エストロゲンと言う女性ホルモンが乳腺組織に作用する期間が長いほど乳がんが発生しやすいといわれています。
具体的には、初経が早かったり閉経が遅かったり出産経験がないことが考えられます。
また、肥満も危険因子の一つと考えられています。
こんな症状は乳癌(がん・ガン)の要検査です。
- 乳房にしこりがある。
- 乳房のわきや、わきの下にグリグリしたものがある。
- 乳房にひきつれが出来ている。
- 乳頭から出血したり分泌物が出てきた。
- 乳房にただれや潰瘍が出来ている。
子宮癌(がん・ガン)
子宮癌(がん・ガン)は発生部位によって2つに分けられまして、子宮の入り口付近に出来るものは「子宮頸癌(がん・ガン)」、子宮奥の粘膜に発生するものは「子宮体癌(がん・ガン)」といいます。
日本では圧倒的に子宮頸癌(がん・ガン)が多いのですが、最近は子宮体癌(がん・ガン)が増加してきています。子宮頸癌(がん・ガン)は30代から増加して40〜50歳代に最も多くなります。
子宮体癌(がん・ガン)はほとんどが50歳以上の人に発生しています。
子宮癌(がん・ガン)の主な原因
子宮頸癌(がん・ガン)の原因で最も注目されているのがヒトパピローマウィルスの感染です。性行為の対象者が多い人には感染している人が多い事が分っています。
一方子宮体癌(がん・ガン)には女性ホルモンのエストロゲンが関係していて、妊娠・出産の経験がない人や無排卵の人はハイリスクといわれ、また肥満のホルモン分泌に影響するため危険因子とされています。
こんな症状は子宮癌(がん・ガン)の要検査です。
- 月経でもないのに出血が見られる事がある。
- 色のついたおりものがある。
- 悪臭のするおりものがある。
- 月経不順や月経過多などの異常がある。
- 下腹部に痛みや重苦しい感じがある。
- げんいんが分らない腰痛が続く。
