特定保健用食品とはサプリメント?

食品には栄養を補給したりお腹を満たすような効果が一般的に思われている効果ですが、その食品を摂取する事によって、病気の予防が出来たり、病気の回復に役立ったりする効果も有ります。
この効果に着目して生まれたのが特定保険用食品の制度です。
特定保健用食品は、食品に含まれている成分が実験によって、健康維持に役立つ事が証明された食品です。
食品の製造メーカーが製品と一緒に製造工程の説明や試験の結果表や成分分析表などの資料と共に提出して、国の専門機関や専門家に判定され、食生活の改善や健康効果が認められた場合に特定保健用食品と表示が出来るようになり、「トクホマーク」を付けることが出来るのです。
従って特定保健用食品は何らかの効果があると国が認めた食品と言う事になり平成3年より実施されました。


特定保健用食品は以下の7分野が許可されています。




お腹の調子を整える食品 

コレステロールが高めな方の食品   

血圧が高めの方の食品

ミネラルの吸収を助ける食品

虫歯の原因になりにくい食品

血糖値が高めの方の食品  

からだに脂肪がつきにくい食品






 

お腹の調子を整える食品

このグループに含まれる食品群には、オリゴ糖を含む食品、食物繊維を含む食品、乳酸菌を含む食品が含まれます。

腸内に便が長時間滞在していると、悪玉の腸内細菌が繁殖して癌の原因にもなるといわれています。
このため、おなかの調子を整える食品には、健康な状態の便が正しく排泄されるように、快便を促し、腸内環境を整える効果のある食品のが該当します。










 

コレステロールが高めな方の食品

このグループは、大豆たんぱくやキトサン、低分子化アルギン酸ナトリウム、リン脂質結合大豆ペプチド、サイリュウム種皮由来の食物繊維の5つの成分のどれかが入っています。

血液中のコレステロールが高いと、LDL(悪玉)コレステロールが増えて血管に付着などして動脈硬化を招くおそれがあります。
この食品群は取りすぎたコレステロールの上昇を抑えて、生活習慣病の予防に効果的な食品群といえます。








 

血圧が高めの方の食品

杜仲葉配糖体、ラクトトリペプチド、かつお節オリゴペプチド、サーデンペプチド、カゼインドデカペプチドの5種類の成分のどれかが入っています。

高血圧症は食事や肥満、運動不足などが影響していると考えられていますが、高血圧症を放置したままだと、血管が傷みやがて動脈硬化や心臓疾患、脳障害などの原因にもなるため、ここの食品群は血圧の上昇を抑え、生活習慣病予防に効果があるものが分類されています。








 

ミネラルの吸収を助ける食品

クエン酸リンゴカルシウム、ヘム鉄、カゼインホスホペプチド、フラクトオリゴ糖の成分のどれかが入っています。


ミネラルは微量では有りますがからだには必要不可欠な物質ですが、吸収されにくい性質があります。
カルシウムや鉄は結構不足しますが、食物では中々解消されません。ここの食品群では不足がちなミネラルの補給が出来る食品群となっております。








 

虫歯の原因になりにくい食品

パラチノース、マルチトール、エリスリトール、還元パラチノース、茶ポリフェノールの5種類の成分のどれかが入っています。

虫歯の原因は虫歯菌が口中に残っている食事で摂った糖質などを栄養分として繁殖し、歯のエナメル質を溶かす事によって発症します。
ここの食品群は虫歯菌の繁殖を抑える事に効果のある食品群となっています。








 

血糖値が高めの方の食品

難消化性デキストリン、グァバ葉ポリフェノール、小麦アルブミン、L-アラビノース、豆鼓エキスのどれかの成分が入っています。

血糖値は食事の後に上昇して空腹時に減少するような周期がありますが、中には血糖値が高いままのひとがあり、糖尿病などの危険が懸念されます。
この食品群では血糖値の上昇を防ぐため糖分の吸収を穏やかにする食品群となっております。








 

からだに脂肪がつきにくい食品

ジアシルグリセロール、植物性ステロール(βーステロール)、グロビンタンパク分解物のどれかの成分が入っています。

脂肪の摂りすぎは肥満を招き、さらに中性脂肪が体内に増える事によって高血圧や動脈硬化の原因にもなっています。
この食品群には、血中中性脂肪の上昇を穏やかにし、からだに脂肪がつきにくく作用や、コレステロールの吸収を抑制する働きのある食品群となっております。









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