高脂血症を予防するサプリメントはこれです。

高脂血症とは、血液中に含まれる脂質が基準値より多くなりすぎる病気です。
血液中の脂質にはコレステロールと中性脂肪があり、コレステロールが多いものを高コレステロール血症といい、中性脂肪が多いものを高中性脂肪症と言いますが、これらを総称して高脂血症と呼んでいます。
高脂血症の人は、血中の余分なコレステロールが多く存在するために、血管に沈着して動脈硬化症が起りやすくなっております。
このため、動脈硬化を促進させることになり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす事になります。

そこで食事では、青魚、魚介類、大豆・大豆製品、タマネギ、ごぼう、にんにく、いも類、きのこ類、緑茶を積極的に摂る事によって、高脂血症を予防できる可能性があります。

ただ、例えばEPA/DHAを必要量食事で摂る場合に、サバでは半身以上毎日食べる必要が有ります。
このように、食事で必要量以上に摂取するためにはかなり大変な事で、サプリメントにお願いする事になるわけです。

脳卒中の改善や予防に役立つサプリメント

DHA/EPA

イソフラボン

エリタデニン

アリシン

カテキン



 

DHA/EPA

DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)はアジ、サバ、イワシなどの背の青い魚に含まれる不飽和脂肪酸のことで、以下の作用が期待されます。

  • 動脈硬化の原因となる血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を低下させます。
  • 血栓の予防が期待できます。
  • 血液中のHDL(善玉)コレステロールの増加作用

1日の摂取目標量
DHA : 0.5g~1g
EPA : 特になし

コレステロールには、細胞にコレステロールを運ぶLDL(悪玉)と細胞から余分なコレステロールを回収するLDL(善玉)が有ります。
血液中にコレステロールが過剰だとLDL(悪玉)が増え、血管壁に付着して動脈硬化の原因にもなります。
DHA/EPAの摂取でこれらの改善が期待されます。更にDHAには学習能力の向上や老人性痴呆症の改善、視力回復、アレルギー体質の改善も期待されます。
EPAには肝機能を活性化し脂肪の排泄を促す働きやアトピー性皮膚炎を抑える抗炎症作用も期待されます。

注意:EPAは血栓を予防し血液の流れをスムーズにしますが摂り過ぎると出血した場合血が止まりにくくなります。







 

イソフラボン

イソフラボンは抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で、大豆イソフラボンは大豆の黄色い色素の中に含まれています。

1日の摂取目標量
イソフラボン : 40~50mg(味噌汁15杯)

イソフラボンは過剰摂取しても不要な分は体外に排泄されるので問題ありません。







 

エリタデニン

しいたけ特有の成分で、コレステロールの合成を抑え、動脈硬化の改善と予防、血圧の降下作用、脳血管性痴呆を抑制する効果が期待されます。


1日の摂取目標量
エリタデニン : 特になし

しいたけの乾燥粉末9g(生では約百グラム)を与えると一週間後に血漿コレステロール濃度が6-12%低下したとの報告がある。
しいたけにも種類がありエリタデニンが普通のしいたけより5~6倍多いエリタデニン高含有シイタケは数分の一の摂取で効果が期待されることになり、またこのしいたけで作られたサプリメントは相当期待できそうです。






アリシン

にんにくやたまねぎのにおいの成分で、肝臓での脂肪代謝を高め、脂肪燃焼をアップさせます。またこの刺激によってアドレナリンの分泌を促し、脂肪酸分解酵素リパーゼが活性化されて脂肪燃焼を行います。糖質代謝に必要なビタミンB1の吸収作用の維持力を高め、血液の循環を良くし糖質代謝も促進します。


1日の摂取目標量
アリシン : 特になし

アリシンには腸内にすむ悪玉菌の作用を抑える働きや、腸の蠕(ぜん)動運動を促す作用があり、便を排泄(せつ)しやすくして便秘を予防します。また抗酸化作用によって悪玉コレステロールを減らす作用があります。






 

カテキン

緑茶のカテキンはコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。


1日の摂取目標量
カテキン : 1g(お茶10杯)

お茶に含まれるカテキンにはビタミンEの20倍もの強い抗酸化作用がある。お茶で髪をリンスすると、頭皮から分泌される脂肪分が酸化するのを防ぎ、フケ止めや抜け毛防止にもなります。






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